サンレレってご存知ですか
沖縄の伝統楽器の三線とハワイの楽器であるウクレレを合わせた沖縄で開発された楽器です
ウクレレの音色で音階は沖縄の琉球音階を奏でピックを使った時と手で弾いたときの音色も違っていて奥深い楽器です
三線の音階を引き継いだサンレレ
サンレレの音階は琉球音階と言われる三線の音階と同じです
三線は15世紀頃に中国から琉球に伝わり その後大和へ三味線として伝わっていきます
蛇の皮を使用することから蛇味線といわれることもありますが正式な名称は三線(さんしん)です
三線は宮廷楽器として採用されて三線を弾く奏者はもちろんですが作成する職人などの育成もされていました
現在では民謡ライブやエイサーなどで聞くことができます
三線の音色を聞くと沖縄だなって感じます
弦は三本で音階は特徴的で琉球音階といわれ「レ」と「ラ」の音を抜いた「ド・ミ・ファ・ソ・シ」の5音で構成される音階です
この音階で奏でる音楽は沖縄を感じさせるまでに浸透しています
ウクレレの音色を引き継いだサンレレ
ウクレレといえばハワイを連想しますがその起源はポルトガルにあるそうです
ポルトガルの移民者が民族楽器のブラギーニャをハワイに持ち込んで徐々に改良されていったのがウクレレと言われています
ウクレレの語源はハワイ語で「飛び跳ねる(lele)ノミ(ʻuku)」という単語の組み合わせです
軽快でスピード感ある演奏をしている様子がそう見えるからと言われています
ウクレレはギターよりも小さくて軽快な音色を奏で比較的演奏しやすい楽器として日本でも愛好者が多くいます
ウクレレの弦は4本でナイロン製の物が使用されています
三線とウクレレのいい所を取ったサンレレ
三線工房まちだ屋 YouTubuチャンネルより
サンレレは沖縄の伝統的な楽器の三線とハワイのウクレレを合わせた楽器です
音楽グループのディアマンテスのアルベルト城間さんが三線工房へ提案して出来た楽器で遊び心でこういうの作れないかというのがきっかけだったそうです
そこから開発を重ねて10年 ようやくサンレレが完成しました
ボディはウクレレで弦は三本の三線スタイルでピックで引くと琉球ごとの様な音を奏でウクレレのように手で引くとウクレレの音色になるという優れものです

水に浸かっても平気なアクリル製の「海遊び」うみあしびという商品が人気となってサンレレの虜になりライブ活動をされているグループもあります
手軽に扱えるて軽快な音色が親しみやすいサンレレは沖縄以外にもファンや愛好家が増え続けています
沖縄発のアルベルト城間さんが提案した手軽に扱えるサンレレを世界に広めたいと思います
サンレレ奏者グループ サンレレララバイ
サンレレの普及と首里城の復興を願って出来たグループで定期的に首里城公園のカフェでライブを行っています
機会があればご覧ください

2026年秋に首里城の正殿が完成予定です
首里城の歴史を感じながらサンレレの音色を聴いて楽しんでください