パッションフルーツは沖縄では定番の果物で旬の時期にはスーパーなどでよく見かけます。
パッションフルーツは本島でもたまに見かけることもあると思いますが沖縄でパッションフルーツが販売される旬の時期や新しい食べ方などをまとめていきます。
パッションフルーツとは
花の名前がパッションフラワーなので果実はパッションフルーツになったんですね。情熱の意味の「パッション」とは全く関係ないようです。
和名では花の形が時計に似ていることからトケイソウと呼ばれています。
パッションフルーツは沖縄以外の地域でも結構栽培されていて生産量・栽培面積は鹿児島県が日本一で6割近く生産されています。
沖縄特有の果物と思っていたんですが収穫量でいうと沖縄は1/4程度しかないんですね。
パッションフルーツの旬の時期
パッションフルーツの旬は沖縄では2月頃から9月ぐらいまで店頭で多く見られるようになります。
それ以前でも販売していることもあるので気候によるところが大木のかもしれませんね。
ちなみに鹿児島では5月頃から旬の時期に入るようで岐阜県などでは秋ごろの10月ぐらいからが旬のようです。
本島でのパッションフルーツはハウス栽培している所が多いので真冬を外せば手に入りやすいみたいです。
パッションフルーツの栄養価値
パッションフルーツには果物では珍しくβカロチンが多く入っています。
βカロチンといえばニンジンですがパッションフルーツはナスと同程度のβカロチンが含まれています。
免疫力を高める効果があることが有名ですね。
他にもビタミンB2・B6・葉酸・ナイアシン・パントテン酸などのいわゆるビタミンB群も豊富で血糖値を抑える働きがあり糖尿病の予防にも効果があります。
ミネラル分としてカリウムやマグネシウムも含まれていてこちらは高血圧の予防効果があります。
特にマグネシウムにはイライラを鎮める役割もありますのでストレスの多い今の時代には必要な栄養素ですね。
- パッションフルーツの果汁 分量 100 g あたり
- カロリー (kcal) 64
- 脂質 0.4 g
- コレステロール 0 mg
- ナトリウム 5 mg
- カリウム 280 mg
- 炭水化物 16 g
- タンパク質 0.8 g
- ビタミンC 16 mg
- カルシウム 4 mg
- 鉄 0.6 mg
- ビタミンB6 0.2 mg
- マグネシウム 15 mg
パッションフルーツの味ってどんなの
パッションフルーツ半分に切ると種の周りに黄色いドロドロのしたの部分があってその部分をスプーンですくって種ごと食べます。
種が苦手な方は茶こしなどで種を取り除いてもいいですが、種の周りのプニュプニュしたところが美味しいので種も食べるのがお勧めです。
パッションフルーツは収穫して食べるときの味と常温でしばらく置いて追熟させたときの味で風味がだいぶ変わってきます。
どちらも美味しいので食べ比べてみてはいかがでしょうか。
パッションフルーツの収穫時の味
収穫したてのパッションフルーツは皮がツルツルとしています。収穫したてのパッションフルーツは酸味が強くほとんど甘みがありません。
甘みが無いといってもレモンの様な酸っぱさはなく普通に食べられる甘さです。南国の食べ物特有のトロピカルな味がします。
そのままパッションフルーツを食べてもいいですが果肉をグラスにとってはちみつを入れて炭酸水で割っても美味しいですよ。
海外では砂糖で煮込んでシロップ状にして食べるようです。
パッションフルーツを追熟させた味
買ってきたパッションフルーツを常温で置いておくことを追熟させるといいます。
メロンやキウイなんかもそうですよね。パッションフルーツを追熟させると皮がシワシワになってきます。
こうなったら食べ頃のサインです。追熟させることで甘みが増し芳醇な香りがして果物感が増します。
パッションフルーツにはちみつを足してソーダで割ってみました。
さっぱりとした味わいとトロピカルな風味でとてもおいしかったです。
パッションフルーツの驚きの食べ方
追熟させたパッションフルーツを簡単に美味しく食べる方法があります。
それは冷凍庫で凍らせるだけです。冷凍庫で来売らせると果肉がシャーベット状になりとっても美味しくなります。簡単ですよね。
冷凍すれば半年ほど保存できるので量が多いときでも安心ですね。
冷凍後に追熟させると腐る確率が高くなりますので熟したパッションフルーツを食べたいときは追熟させてから冷凍保存しましょう。